鉄器の魅力とメンテナンス
◆食材の旨みを一層引きたてる鉄器の御提案 |
冷めにくい |
鉄はいったん溜め込んだ熱を簡単には逃がしません。アルミ鍋と比較しても熱が冷めるまでに1.5倍もの時間を要します。 ですから、すき焼きやステーキなど熱さを活かした料理に鋳鉄器は最適といえます。 |
焦げつきにくい |
鋳鉄器の表面は細かい凹凸で覆われています。これは鋳型の砂目が写し取られたもので、ここに油がしみこみ、さらに加熱された空気が入り込む事で焦げ付きを防ぐはたらきをします。だから調理もお手入れも簡単です。 |
温度にムラがない |
鋳鉄器は保温性が高く、温度差ができにくい特性をもっています。 温度ムラが少ないことで、料理が一層おいしく仕上がります。 |
健康にいい |
現代人に不足がちな鉄分。 食品から取る事も大事ですが鉄器で調理を行うと微量ながら溶け出します。継続的にお使いになっていただければ、鉄分の補給にも役立ちます。 |
◆鉄器のメンテナンスについて |
使い始めは |
鉄鍋特有の匂いを消し、油や汁のなじみを良くするため野菜クズを使った空焚きをしてください。 ◆すき焼き鍋などの場合 使い始めは、少量の油で空焚きを行ってください。(油から煙が立つまで熱してそれらを捨てる作業を何度か行ってください) 野菜クズを炒めると、塗料の匂いを抑える事ができます。鉄器は使いこむほどに、油のなじみが良くなります。 ◆煮物などに使う鍋の場合 最初は何度か湯を沸かしては捨てて、なじみを良くします。また野菜クズを煮ると、塗料の匂いを抑える事ができます。 |
使用中は |
具の中のタンニンが鉄分と化合して、黒いタンニン鉄となるのを防ぐ為、具は鍋の中に入れたまま冷やさず、必ず別の容器に移し変えておいてください。 |
使用後は |
洗剤はなるべく使わず、温水を使って「ささら」や「たわし」で汚れを落とすのがコツです。こうすることで油なじみがよくなり、焦げ付きにくくなります。使用後は空焚きで水分を完全に取り去っておいてください。 しまっておく場合は、吸湿性の良い紙(新聞紙など)に包んで乾燥した場所で保管してください。 |